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かつらの修理 |「髪レポ」シリーズ Vol.8

かつらの修理

はじめに

大切な「かつら」を、誤って壊してしまったり、経年劣化による部材の破損などがあると悲しいですよね。

しかし、そのかつらの破損状態によっては修理をすることが可能です。

それでは、どのような修理が出来るのでしょうか?

修理内容

増毛修理

誤って部分的に切ってしまった毛材や白髪の量を増やしたいなど、毛材の増毛修理をすることが可能です。

気を付けなければならないのは、使用している毛材の種類です。

異なった素材の毛材が混在すると、風合いなどが以前と異なったり、耐熱温度の違いから取扱い方法も変わってしまいます。

また長年使用した毛材に新しい毛材を増毛しますと、望まれた風合いが再現できない場合があります。

毛がらみなど、不具合を起こす可能性もありますので、注意が必要です。

それと、経年劣化によりベースが弱っているところへ、新しく増毛するとベース自体が破損しやすくなる場合があります。

ベースの破れ修理

メッシュの破損(破れ)や樹脂製のベースの壊れなどの修理が出来ます。

切れたメッシュの補修など比較的軽い修理から、ベースの継ぎ接ぎなど大掛かりな修理も出来ますが、破損がひどい場合は、修復が不可能な場合もあります。特に樹脂製ベースの修理は修復が難しい場合が多いです。

人工皮膚修理及び取り換え

人工皮膚パートの修理と取り換え(出来ない仕様もあります)。

テープタブの修理及び取り換え

両面テープで装着するタイプのかつらの両面テープをつける樹脂製の部分ベースをテープタブと呼びます。

アンダーナッティング修理

アンダーナッティングとはかつらのフロント部にベースの端が見えないように加工する植毛方法です。

アタッチメント交換

アタッチメントとは、かつらとユーザーの自毛を固定する部材です。

修理納期

修理内容によってはサロンや販売所など、その場で出来る事もありますが基本的にはかつら工場に送り修理しますので、納期まで一定のお時間を要します。

まとめ

「かつら」の寿命は、ユーザーによる適切な取り扱いやメンテナンスで短くもなり長くもなります。

修理の内容も、現在「かつら」がどのような状態なのかをきちんと把握して修理を行わないと修理をしてもすぐに破損や脱毛する場合がありますので、修理を出す前にかつらのプロから適切なアドバイスを受ける事をお勧めします。

大切な「かつら」を適切にお取り扱い頂き製品劣化を最小限に抑え、修理なども活用することで大切な「かつら」をより長く自然に保つようにご愛用して頂ければと思います。

「髪レポ」シリーズ(連載記事)

  1. かつらってどういうもの? |「髪レポ」シリーズ Vol.1
  2. かつらの役割と効果 |「髪レポ」シリーズ Vol.2
  3. かつらの種類(前編) |「髪レポ」シリーズ Vol.3
  4. かつらの種類(後編) |「髪レポ」シリーズ Vol.4
  5. かつらの種類(後編) |「髪レポ」シリーズ Vol.5
  6. 「かつら」と「ヘアコンタクト」の違い  |「髪レポ」シリーズ Vol.6
  7. かつらの耐久性と寿命 |「髪レポ」シリーズ Vol.7
  8. かつらの修理 |「髪レポ」シリーズ Vol.8(この記事)

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