目次
かつらってどういうもの?
古くて新しい「かつら」の魅力再発見
かつらの歴史は古く、世界各地いたるところで人々に愛用されてきました。
現代の「かつら」もユーザーのニーズに応え、時代と共に進化してきました。
そんな「かつら」の魅力を改めて再認識していきたいと思います。
おしゃれのアイテムとして
髪の毛のおしゃれをするには、パーマ、ヘアカラー、ヘアエクステンションなど様々な方法がありますが「かつら」「ウィッグ」もファッションアイテムに最適です。
ご存じのようにパーマやヘアカラーは、自毛を化学的に処理しますので「特別なこの日だけ」や「週末は気分を変えたい」など短期間のおしゃれにはちょっと向かないですね。
その点「かつら(ウィッグ)」は、おしゃれしたい時だけ好きな毛色や長さ、ヘアスタイルなど普段自毛ではなかなか出来ないようなスタイルにも気軽にチャレンジできます。
以前は、「かつら」に抵抗があると言われる方もおりましたが、現代ではそのイメージは大分様変わりしてきました。
最近の女性のお客様は「かつら」を使いこなしている方も多く、複数の「かつら」をその時の用途や気分に応じて使い分けています。
男性の「かつら」のお客様の意識も変ってきたように感じます。
以前のかつらにあった不自然感や装着における違和感などのイメージは薄くなり、超極薄ベースで装着感も肌になじみやすく見た目も自然になるということで、抵抗なくファッショナブルにご使用頂いています。
男性のお客様も女性のお客様と同様にカジュアルユースでイベント時のみのご利用という方も増えています。
そして「かつら」をこだわって使用される方は、自分の好みにカスタマイズして使用されている方も。
「かつら」のカスタマイズ
「かつら」のカスタマイズなんて出来るの?と不思議に思われる方もいるかもしれません。
通常、オーダーメイドなどの「かつら」の修理や仕様調整は、メーカーが商品をお預かりしてその道のプロが行うのが一般的で、大切な商品を確実にご要望に応えるには、そのようなご対応が望ましいです。
一方、既製品の商品などはオーダーメイドとは異なり、仕様の規格が画一的なためユーザーのニーズに合わない事が多々あります。
特にファッション用の「かつら」などは使い捨て感覚で使用される方も多く、ユーザーがご自身の好みに合うように、積極的にカスタマイズを試みているようです。
アメリカなどでは、カスタマイズのノウハウを発信するYouTuberが数多くいて、カスタム方法をはじめ、それに用いる道具や商品の紹介などもしています。
フロントレース(かつらのフロント部分のベースに用いる生地)の加工方法のレクチャーが多いようですが、中には髪の毛がついた帯状の毛髪部品を用いて、自分仕様の「かつら」を全て自分で作成している動画などもあります。
いかに「かつら」を自然にみせるかを、ユーザー同士で情報交換をすることでファッションを楽しんでいるのがわかりますね。
他の国の「かつら」カルチャーの記事は、またの機会にお伝えが出来ればと思っています。
そもそも「かつら」ってどういうもの?
魅力いっぱいの「かつら」の事、あまりしらないという方も多いのではないでしょうか?
そういう私も、まだまだ「かつら」の奥の深さを理解できていないかもしれません。
みなさんと一緒に、楽しみながら「かつら」を学んでいけたらと思っています。