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新しい素材との出会い~超極薄ベース素材編①~|ヘアコンタクト開発秘話

こんにちは!

ヘアコンタクト開発担当です(‘◇’)ゞ

前々回までヘアコンタクト専用人工毛の供給までの道のりをお伝えしましたが、商品化に向けての課題は山積みでした。

同時進行でいくつもの課題を一つ一つクリアしなければなりません。

ということで、今回はヘアコンタクトのベース(髪を植えているシート)となっているフィルムについてお話ししたいと思います。

新しい素材との出会い~超極薄ベース素材編~

開発当初は肌色で目立ちにくく比較的入手しやすかったスポーツテーピングに使われいる素材からスタートし、試作を重ねていく中でこれでは求めている製品にはならないと判断。

ご存じの通り、スポーツテーピングの素材は肌色ではあるのですが、遠目で見てもわかってしまう上に厚みがあることで、皮膚との境目もくっきりと出てしまいます。

ヘアコンタクトの最大の特徴はかつらでは成し得なかった自然な生え際や、見たり直接触れられたりしたとしても違和感を持たせることのない頭髪の再現です。

最初のコンセプトは以前にもお話しさせていただいたとおり“絆創膏に毛を生やす”なのですが、実際の絆創膏は目立たないという範囲で、我々の求めている【気づかれることのないレベル】は、通常の絆創膏素材ではクリアすることはできません。

“目立たない”ではなく“頭皮と一体化”をさらなる目標に据えて開発を推し進めることにしました。

その目標の最重要課題が超極薄のベース素材の探求です。

とはいえ絆創膏に使われている素材も様々なメーカーのものを購入して貼ってみたりはしたのですが、やはり満足のいくような結果は得られませんでした。

日本人であっても実際の肌の色は微妙に違いがあり、それこそ日焼けした小麦色と白く透明感のある肌とでは肌の色にかなりの差があります。

どんな人にも合う肌色は見つかりません。

肌色でダメなら透明だ!

当たり前といえば当たり前なのですが、頭皮が透けてくれれば肌の色は関係なく皮膚に同化します。

選択肢として考えてはいたのですが、透明というのは結構厄介でガラス等で分かるように確かに透過するのですがきれいに透過する場合は、同時に光等が反射してしまうという別の問題を持っています。

テスト的にセロハンテープを肌に貼ってみたら案の定テカテカ光って目立ってしまいました。

肌色の絆創膏よりもわかりやすいという場合もあります。

特にベースの肌の色が濃くなればなるほど鏡のように物を反射するので光が当たるとキラキラ光ったりしてますます目立つのでした。

というわけで肌色シートも透明シートも最適なものがすぐには見つからない状況でしたが、肌色フィルムでの製品化はより困難と考えて透明シートでの製造を検討することとしました。

次回に続く…

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