こんにちは。
今回は、「かつらのヘアセット」についてお話をしたいと思います。
みなさんは、ご自分の髪の毛のセットにどれくらいお時間をかけていらっしゃるでしょうか?
髪の毛の長さにもよると思いますが、10分~30分くらいでしょうか?
かつらのヘアセット
「かつらのヘアセット」に関しては、みなさんどのようにされているのでしょうか?
「かつらのヘアセットは難しい…」と、ご自分では全くされないという方もいらっしゃいます。
ヘアセットをするときは、サロンに持参してプロに任せるという方ですね。
「かつらの髪の毛」を洗わない(濡らさない)限り、ドライヤーなどを使ってヘアセットをする必要がありませんから、それも一つの手段です。
しかし、なかなかサロンには来店できないという方も多いですね。
かつらはなぜ定期的なメンテナンスが必要なのか?
かつらを使用していると、外的要因によるほこりなどの汚れや、頭皮から発生する皮脂や汗がかつらのベースを通り越して、少しずつかつらの髪の毛に付着してきます。
そうすると、「かつらの髪の毛」の見た目に影響してきますし、ご希望のヘアスタイルを維持することも難しくなります。
よって、定期的に「かつらの洗髪」をする必要があります。
かつらの洗髪はどのようにして行う?
「外せるかつら」をご使用の方は、洗面器にぬるま湯をためてそこにかつらを浸し、セーター類を洗うように専用のシャンプーを使用して、丁寧に押し洗いをします。
ここで、雑に洗髪をしてしまうと、「かつらの髪の毛」が絡んでしまう可能性がありますので要注意です。
特に「かつらの髪の毛」が長い場合は気を付けてください。
洗面器のぬるま湯を何度かきれいな水に替えて、丁寧にすすぎ洗いをします。そしてコンディショナーをして、軽くすすぎ洗いをします。
かつらのヘアセットで注意しておきたいこと
乾いたタオルでかつらを包むようにして、丁寧にかつらに付着した水分を取り去ります。
タオルドライをよくやった後に、お好みのヘアスタイルにコーミング(櫛で梳いて)してドライヤーで乾かしていきます。
この時ドライヤーを近づけすぎて、かつらの髪の毛を傷めないように気をつけてください。
髪の毛が乾くときにヘアスタイルの良し悪しが決まりますので、このプロセスは重要です。
髪の毛の根本にドライヤーの風を当てるようにして、毛流を整えてください。
根本の流れがきれいにヘアセットされていれば、そのヘアスタイルは見栄えが良くなりますし、風などでヘアスタイルがくずれても容易に直せます。
ドライヤーを「かつらの髪の毛」にあてる時間が長すぎるのも禁物です。
これは、オーバードライと言って髪の毛に静電気が起き、ヘアスタイルがまとまりにくくなる原因になります。
サロンでは、髪の毛のカールをつくるためにヘアアイロンを使用する事もありますが、お客様ご自身でヘアアイロンを使用する場合は、ある程度技術が必要になりますのでサロンでアドバイスを受ける事をお勧めします。
「かつらの髪質」により、ヘアアイロンの設定温度が異なりますので、髪の毛に損傷を与える可能性があります。
ご自身で「かつらのヘアセット」をされる方でも、定期的にサロンでのメンテナンスを行う事がかつらの寿命を延ばすことにつながります。
なるべくかつらをきれいな状態で長く保たせるためにも、お持ちのかつらに最適な取り扱い方法をプロのヘアスタイリストからアドバイスしてもらってください。