今回は、「かつらの取り付け方法」についてのお話です(‘◇’)ゞ
新しく「かつら」の購入を検討されているお客様の不安の一つに、「かつら」が外れる事はないか?と問われることがあります。
バラエティー番組などで、「かつら」が外れる事をお笑いにしているせいかもしれませんが、「かつら」の負のイメージがここにありますね。
とはいえ、ユーザーご自身からしたら確かに不安なことですね。
しかし、プロピアに通われて既に「かつら」を使用をされているお客様からは、このような不安の声はあまり聞こえてきません。
きちんとした取扱い方法をして頂ければ、使用中に「かつら」が外れるというトラブルは回避できるはずです。
目次
かつらの取り付け方法
「かつら」には下記のように幾つかの取付方法がありますが、それぞれ、良い面と不得意な面をもっています。
1. アタッチメント式 「クリップ」や「ピン」とも呼ばれています。
2. 編み込み式
3. テープ式
4. 接着式
5. マジックテープ式
6. ホック式(ファインステッド)
【 アタッチメント式 】
まずは、アタッチメント式ですが、こちらは主に櫛型のクリップを「かつら」の周囲に数ヵ所配置し、ユーザーの自毛に絡ませて留める方法です。
ご自分でクリップの開閉をする事で、取り外しが可能ですので「かつら」を使いたい時に手軽に使用することができます。
きちんと、自毛に絡ませればまず外れる事はないと思いますが、不手際や自毛が少なくなってしまう場合は、しっかり固定出来ない場合があります。
逆に、留める箇所の自毛が多く強い髪の毛の場合、使用するクリップの選定を間違えると、これもまた「かつら」が浮いてしまう恐れがあります。
「クリップ」の髪の毛を掴む強さはかなり強いので、同じ位置にクリップを使っていると「ピンはげ」といって、クリップがあたる自毛が徐々に薄くなり、最後には使用できる髪の毛が無くなってしまうというケースもあります。
「ピンはげ」のリスクを回避するには、クリップの位置をずらした2つ以上の「かつら」を併用することで頭皮や自毛への負担を軽減することが出来ます。
現在は樹脂製のクリップなどもあり、自毛には比較的優しい商品なのですが、固着力(自毛を掴む力)は少し弱いかもしれません。
【 編み込み式 】
編込み式は、お客様の自毛を「かつら」の周囲と同じ位置に馬蹄形に編み込みをして、「かつら」の周囲部に縫い込んでいく方法です。
この方式の良いところは、まず外れる事はありません。強風でも水泳をしても編込む自毛が弱くない限り外れないと思います。
しかし、ご自分では外す事が出来ませんから、シャンプー時や就寝時にも外せません。地肌が痒い時にも細い棒など器具を利用して搔かなければ届きません。
シャンプーもきちんとすることは難しいので衛生面のメンテナンスをしっかりしないと、頭皮や自毛に悪影響を及ぼす恐れがあります。なのでプロからの適切なアドバイスは必須です。
【 テープ式 】
テープ式は、「かつら」の裏面の周囲に「テープタブ」というウレタンやシリコンの樹脂製のタブを配置して、そこに専用の「両面テープ」を貼り付け、ユーザーの地肌に直接貼り付けます。
最近の両面テープは、肌に安全で粘着力の強い商品を各粘着剤メーカーが販売しています。
しかし強粘着の両面テープは、一度外すと地肌の角質など老廃物が付着していますので、再粘着は出来ません。
両面テープを外す際にも、専用のクリーナーなどで地肌を傷めないようにやさしく外す事が必要です。
繰り返し使用できる再粘着性の両面テープも発売されていますが、取り外し時に老廃物をテープ面に残さないような機能を持たせているので、比較的粘着力が弱い商品になります。
【 接着式 】
これは、専用の接着剤を使用して「かつら」をお客様の地肌に接着する方法です。
こちらも「かつら」の裏面周囲に「テープタブ」などを配置し、一度両面テープを貼って、テープ面と地肌の間に接着剤を使用します。
編込み式のように、馬蹄形の編み込みをあらかじめ作って、編み込みに両面テープをつけてテープと「かつら」を接着する方法もあります。
こちらも、専用のクリーナーで外す必要があります。
接着式は、やはり強く接着しますので、ご自分で取り外すのは難しくシャンプーをしても頭皮は十分に洗えない場合がありますので、衛生面に留意が必要です。
【 マジックテープ式 】
これは、マジックテープを使用し、「かつら」裏面にマジックテープの片側を配置して、地肌にマジックテープのもう片方を両面テープなどを利用して貼り付けます。
この取付方法のデメリットとしては、髪の毛がマジックテープに挟まることで、固着力が弱くなり、一度髪の毛が絡まると、外すのにひと手間かかります。
現在は、片側だけの特殊なマジックテープを「かつら」の周囲に配置し、ユーザーの髪の毛に絡ませて取り付ける商品もあります。
この商品は、ある一定量の自毛がないときちんと絡まないので、自毛が少ない方には不向きの様です。
【 ホック式 】
これは、プロピア独自の編み込み式ですが、ユーザーご自身で取り外せる優れものです。
樹脂製の小さなアタッチメントを自毛に編み込む事で、「かつら」を強く固定でき、またお客様自身で容易に外すこともできます。
勿論、風や水の抵抗にも威力を発揮します。
【お客様のライフスタイルに合ったものを】
このように、「かつら」には様々な取付方法がありますが、ユーザーのライフスタイルや髪の毛の状態など様々な要素を鑑みて最適な取付方法を選択する必要があります。
無料カウンセリングなどを利用してプロのアドバイスを受けられる事をお勧め致します。