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髪の毛のボリュームの出し方について 「髪レポ」シリーズ Vol.14

今回は、「髪の毛のボリュームの出し方」についてお話したいと思います。

 

…といっても今回は、髪の毛を増やしたり太くしたりすることではなく、普段している髪の毛のお手入れの仕方でボリュームを出す方法についてです。

みなさんは、洗髪後すぐにヘアドライヤーで髪の毛を乾かしていますか?

その前にまずはよくタオルドライ。これは以外と重要です。

【タオルドライが重要なわけ】

しっかりタオルで水分を取ってからヘアドライヤーを使用しないと、ヘアドライヤーを使用する時間が長くなり髪の毛に負担がかかるからです。

ヘアドライヤーを使用する時間は短ければ短い程、髪の毛には良いです。

プロによるヘアセットの時間も、ブラシを使用しないでハンドドライだけで乾かす時間(一番早く乾かせる時間)になるべく近い時間で、ヘアブラシなどのツールを使ったブローでもヘアスタイルを作り終えるように意識しています。

タオルドライは柔らかい木綿などのタオルで、あまりゴシゴシこすらず髪の毛を包み込むように、押し当てながら水分を取ると髪の毛のダメージになりにくいです。

それから、ヘアドライヤーを使用する前になるべく粗い目の櫛で、優しく毛先から順に髪の毛を梳かします。梳かす方向は、毛先に向かっての一方方向です。

【ドライヤーで気を付けたいこと】

きちんと梳かしたら、ヘアドライヤーを使用しますが、まずは軽くハンドドライで髪の根本をサッと乾かします。サッと乾かすのがポイントです。

このタイミングで髪の毛の水分を完全に取らないでください。

そして次に、髪の毛の根本からヘアブラシもしくは手で乾かしながらヘアスタイルを作ります。この時の乾かし方が最も重要で、髪の毛流の方向性が決まります。

【プロが行っている「根元矯正」とは?】

美容師さんはブローをするときに、ブラシ等を使用して髪の根本に適度なテンションをかけて方向性をつけています。これを根元矯正ともいいます。このプロセスが髪の毛のボリュームを出すには重要です。

このブラシを使用しての技術は、一般の方には少し難しいかもしれませんが、ハンドドライで構いませんので、適度なテンションで根元をある程度立ち上げるように意識してヘアスタイルを作っていきます。

プロの方は、この時ネープ(襟足)からトップに向かってヘアスタイルを作っていきますが、一般の方はつむじからフロントにかけて、そして最後に襟足をかわかすのが簡単だと思います。

フロントはみなさん一番見栄えよくしたいと思うので、最初にスタイリングをする方が多いと思いますが、毛流はつむじから毛先に向かって生えていますので、つむじから順にフロントに向けてヘアスタイルを作る方が良くきまるはずです。

そして、最後は毛先ですがショートヘアであればこの時点で根本と一緒に乾いていると思います。

ロングヘアの場合は、丁寧にヘアブラシを入れながら乾かしすぎない程度にヘアドライヤーをかけます。

毛先は、若干湿っていても根本がきちんとブローされていればヘアスタイルは崩れないはずです。

【覚えておくとちょっと便利な豆知識】

根本でも毛先でも、髪の毛はドライヤーをかけすぎると、オーバードライといって乾燥し静電気が起きてヘアスタイルがまとまりませんし、髪の毛にダメージを与えますので注意してください。

ヘアドライヤーの使い方のコツとして、温風で髪の毛をセットした後に冷風を数秒あてるとヘアスタイルが固定されます。

 

仕上げは、お好みでヘアスタイル剤を使用した方がヘアスタイルは長持ちするでしょう。このプロセスも髪の毛の根本に付けすぎない程度に、そして立ち上げるように使用すると良いと思います。

個人的にお奨めのヘアスタイル剤は「ヘアバーム」で、仕上げるとべたつきがなく自然な艶でヘアスタイルを保持できると思います。

ヘアスタイル剤は、髪質やしたい髪形などによって商品は異なります。

是非お客様にあった商品を見つけてみてくださいね。

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