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新しい素材との出会い(20)~究極の密着素材~

新しい製品の船出~究極のヘアアイテム~

 

ど~も、ヘアコンタクト開発担当です。

ヘアコンタクトの初号製品が完成して、まず初めに行ったことは、社内スタッフ(特にサロン技術者)へのプレゼンテーションです。

以前のブログでもお伝えした通りヘアコンタクトの開発に関しては、開発及び製造部門と一部の社員が知っているだけで、多くの社員は詳しいことは一切知りませんでした。

私は開発を知っている販売部門の責任者から開発期間中に何度も呼び出しを受け、開発中止を社長に提言するように促されました。

当時の会社状況から考えるとヘアコンタクトの開発期間と費用はかなりの負担であったことも確かでした。

 

 

そんな経緯もあったことから、社内プレゼンにおいて全社員が新商品の革新性を理解し、全社一丸となってヘアコンタクトを打ち出していける体制を作れるかがカギでした。

新たな取り扱い方法を習得することも納得させなければなりません。

カツラの場合はベースになる素材が異なっても仕上げていく作業は大きく変わりません。極薄ベースと言われている物でも同様です。

しかし、ヘアコンタクトは0.03㎜という他にはない超極薄素材で作られているため、同じようには扱えません。

カツラは一般的に美容室などでも使用されている頭部の形をしたマネキン(髪の毛の無い)にかぶせて装着前の事前カットやセットを行います。

 

 

ヘアコンタクトの装着検証の期間にヘアコンタクトには専用のセット台が必要と分かり、いくつか試作を繰り返して作りました。

カットなどの調整方法や装着方法も開発検証時にサロンから抜擢されていた技術者が試行錯誤を重ねながら構築していったものでした。

カツラとは異なり自毛の無い所だけに装着するという特殊性により工場で製造するためのオーダー方法も変わります。

カツラの場合はほとんどが自身の髪があるところまでを覆うように作るものが大半なので多少大きさがバラついても影響があまりないのです。

しかし、ヘアコンタクトは髪が無い、髪が欲しい箇所にだけ装着するため精度の高い型を取る必要があります。

 

同様にカツラは自毛との境目が曖昧でカツラの髪を自毛に混ぜてしまうので多少の毛量の違いは目立ちません。

しかしカツラを使用される場合に毛量を多くしたがる方が傾向があるため中にはバランスが悪く不自然な場合もあります。

その場合は製品の毛をカットするなどして毛量調節をしてバランスを合わせます。

 

ヘアコンタクトは自毛との境が明確に出るため自毛の毛量に合わせなければ、一目で分かってしまいます。

そのため細分化した毛量サンプルを作成し、技術者が判断した毛量を明確に数値化した形でオーダーをできるようにしました。

もちろん、白髪の割合も同様に数値化します。

なので大半の作業を人の手で行うカツラとは異なり、植毛機で作るヘアコンタクトはいくつ作ってもいつ作っても、常に同じものが作れるのです。

 

 

というわけで社内プレゼンの反応はいかに…(次回に続く)

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