本部

ヘアコンタクトの歩み②~毛髪商品の限界突破~|ヘアコンタクト開発秘話

みなさん初めましてヘアコンタクト開発担当です。

以前、支店ブログにてヘアコンタクトの開発秘話を投稿させていただいたのですがお読みいただけましたか。

※もしまだご覧になっていない方はこちらからどうぞ

ヘアコンタクト開発に立ちはだかる大きな壁|ヘアコンタクト開発秘話

さて今回ヘアコンタクト開発に携わった私から、開発初期~今日までの経緯をもう少し掘り下げてお話ししていきたいと思います。

開発のきっかけは、当時の社長が円形脱毛症に悩む小学生のお客様に満足していただける製品を提供できずに髪の毛で悩む方への商品を取り扱う企業として悔しい思いをしたことで始まるのですが、すぐに新商品ができたわけではありません。

この時の挫折から実際にヘアコンタクトが世に出るまでには実に10年余りの年月がかかってしまいました。

ヘアコンタクトの商品開発の初期コンセプトは“絆創膏のようなものに髪の毛を生やす”だったのですが、皆様もご存じの通り実際のヘアコンタクトは絆創膏よりももっと肌になじむ自然なものになりました。(まだ知らないという方は是非一度体験してみてください)

ヘアコンタクトが発売されるまで薄毛対策の主力商品は、今でも多くの方が使用されていると思いますが「かつら」が一般的でした。

このかつらですが、基本設計は50年以上変わっていません。

販売されているかつらの大半はネット状のベース素材に人の手で髪を結びつけて必要な毛量を作っていきます。

1本1本結ぶ場合もあれば、数本を一緒に結ぶ場合もあります。この作り方もほとんど変わっていません。

なので、素材や仕様だけでなく作り手さんの熟練度や技能の差、時には作られる国によっても、商品のクオリティが変わってしまうのは当たり前。

あまり技術力が高くないとか新たに生産を始めた海外の工場は注文された数量より1~2個多めにかつらを作って、その中から良さそうだと思えるものを選ぶといったことを行っているようです。

また通常かつらの使用期間を長くしようと思ったら、ベースになるネットを太くて目の細かい≪より丈夫なもの≫にしていくことになるのでベースは当然厚くなります。

目が細かくなればネットが髪の毛から透けて見えないように毛量を増やすことにもなります。

そうなると見た目の自然さが低下してしまう場合も出てきてしまいます。

そんな状況に特に疑問を持つことなく、かつらは販売され続けていました。

なので、『かつらはどこで作っても同じ』ではありません。

しっかり会社を選んで購入しましょう。

話は戻って、ヘアコンタクトは製品化に向けてスタートするのですが、アプローチの方法は今までのかつらの延長線上ではなく、全く新しい切り口で進めくことになります。

製造方法、素材など様々な点で…。

=次回=

「ヘアコンタクトの歩み ~熟練されたかつら製造法を超えるために~」

お楽しみに!