ど~も、ヘアコンタクト開発担当です。
ヘアコンタクトが商品化された後も製品改良も含め当然、開発は継続されています。
商品としてヘアコンタクトを販売し始めた時には、次の製品改良に着手していました。
ヘアコンタクトの最大の特徴は地肌になじむ自然観です。その自然観をさらに進めていくうえで重要になってくるのがフィルムの改良です。
厚さ、透明度、色、表面加工など、様々な観点から少しずつ手を加えていきます。
厚みは基本的に薄ければ薄いに越した事は無いのですが、薄くすればするほどいくつかの問題が発生してきます。
例えばフィルムの強度が落ちることで髪の毛が抜けやすくなってしまう。
ヘアコンタクトのフィルムは頭皮に密着するのですが、透明なラップのように光沢があると不自然になるため表面に特殊加工を施し、反射を抑えるようしてあります。
フィルムの厚みが薄くなると表面加工できる範囲も小さくなるため自然観が低下してしまう場合もあります。
超極薄フィルムの試作を行っていた際になかなか頭髪用に使用するには耐久性や強度の点で基準をクリアさせることができませんでした。
試作を進めていく中で以前からトライしてみたいと考えていたアイテムに着手することにしたのです。
それは”ヒゲ“です。
頭髪とは異なり、完全に遊び感覚で使ってもらう商品になります。
頭髪のように薄毛や脱毛症、傷といった対象者が決まっているわけでは無く、すべての人が対象になり得ます。
とはいっても対象は男性にはなるのですが。
(と、思っていたのですが女性が使用するということが後々起こるのです)
ヘアコンタクトの開発を進めていた時にも市場調査の一環で《つけヒゲ》についても調べていました。
一般に販売されているヒゲ(サンタなどのパーティ用は除く)もカツラ同様ベースがネットで同じように髪を結び付けて作られています。
価格も様々でネットの目が細かく柔らかいタイプほど高くなる傾向にあります。
装着方法はネットの裏に接着剤を塗って貼るものがほとんどで、一般的なカツラと同じように扱うものでした。
一方映像業界で使われているヒゲはいったいどのようなものだったのかというと、ヘアコンタクトで様々なメディアに登場させてもらえるようになったことで、映画やテレビでのつけひげ事情を知ることができました。
結論から言うとドラマや映画の撮影で使用されている《つけヒゲ》も基本的には市販されている物と同じだったのです。
映像ならではの特殊技術で作成されたようなものがあるのではと期待していたのですが多少拍子抜けでした。