髪色を変えるだけで、顔色が明るく見えたり印象が華やかになったりと、大きな変化をもたらすヘアカラー。
季節やトレンド、気分に合わせて手軽にイメージチェンジできる魅力があります。
その一方で、カラー剤による髪や頭皮への影響やアレルギー反応といったリスクも存在します。
目次
【知っておきたい！ヘアカラーの種類とメリット・デメリット 〜安全に楽しむために大切なこと〜】
◆ 1. アルカリカラー
最も一般的なヘアカラーで、酸化染料とアルカリ剤の力で髪の内部まで色を浸透させます。白髪染めから明るいファッションカラーまで幅広く対応可能です。
メリット
・発色が良く、色持ちが長い
・白髪もしっかりカバーできる
・多彩な色味が楽しめる
デメリット
・髪へのダメージが大きくなりやすい
・刺激臭や頭皮への刺激がある
・アレルギー反応を起こす可能性がある
◆ 2. ヘアマニキュア
髪の表面をコーティングすることで色づけするタイプ。髪や頭皮への刺激が少なく、ツヤを出したい方にもおすすめです。
メリット
・髪や頭皮に優しくダメージが少ない
・ツヤ感や手触りの向上が期待できる
・退色時も自然でムラが少ない
デメリット
・黒髪は明るくできない
・色落ちが早く、シャンプーで徐々に薄くなる
・根元の染まりが甘くなりやすい
◆ 3. カラートリートメント
トリートメント効果のある染料で髪をケアしながら色を加えるタイプ。少しずつ色を重ねていくため、初心者でも扱いやすいです。
メリット
・髪を傷めずカラーを楽しめる
・自宅で気軽に使用できる
・使うたびに髪の質感がよくなる
デメリット
・発色が弱く、色が定着しにくい
・こまめな使用が必要
・濃く染めたい場合には向かない
◆ 4. ブリーチ（脱色）
髪のメラニン色素を分解して明るくする施術。透明感のある外国人風カラーや原色系カラーを楽しみたい方に最適です。
メリット
・明るく透明感のあるカラーが可能
・鮮やかな色を楽しめる
デメリット
・非常に強いダメージがある
・色落ちが早く、頻繁なカラー直しが必要
・頭皮に刺激がある場合がある
◆ ヘアカラーを安全に楽しむために大切な「パッチテスト」
特にアルカリカラーなどの酸化染料を含む薬剤を使用する際には、**パッチテスト（皮膚アレルギー試験）**の実施が非常に重要です。
酸化染料（特にパラフェニレンジアミン＝PPDなど）はアレルギーを引き起こす可能性があり、重篤な場合には顔やまぶたが腫れるなどの症状が出ることもあります。
一度アレルギーを発症すると、今後一切の使用が難しくなるケースもあります。
自宅でカラーを行う方も、市販薬剤に同封されているテストキットで必ず確認しましょう。
特に初めて使用する薬剤、久しぶりのカラー、体調がすぐれないときは、アレルギー反応が出やすくなる傾向があるため注意が必要です。
◆ カラー選びのポイントとまとめ
髪のダメージや肌トラブルを防ぎながらカラーを楽しむには、自分の髪質やライフスタイル、肌の状態に合った方法を選ぶことが大切です。
カラー剤の種類や特性を理解し、理美容師と相談しながら安全に楽しんでいきましょう。
今後も、皆さまのヘアケアや美容に役立つ情報をお届けしてまいります。安全に、そして楽しくカラーライフを送りましょう！
